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戸田市版プラスチック・スマートアクションを策定しました

掲載日:2024年3月28日更新

戸田市版プラスチック・スマートアクション

私たちの生活から、川や海へ、プラスチックが流れています

プラスチックは、軽くて丈夫で加工もしやすい、現代社会を支える便利な素材です。しかし、分解が難しいという特性もあり、プラスチックごみ(以下「プラごみ」といいます。)が自然界に放置されると、そこで長期間残り続けてしまいます。特にプラごみが海に到達すると、波や紫外線の影響でマイクロプラスチック(注釈)と呼ばれる小さな粒や破片の状態となり、生態系への影響が危惧されるだけでなく、海からの恵みを得て暮らす私たち人類への影響も懸念されています。戸田市には海はありませんが、市内には海につながる河川があり、プラごみと海洋ごみの問題は他人事ではありません。

そこで、プラスチックを賢く使い、きれいな海や川や未来を実現していくために、この「戸田市版プラスチック・スマートアクション」を策定しました。

戸田市版プラスチック・スマートアクション [PDFファイル/1.57MB]

戸田市版プラスチック・スマートアクション(1ページ目)戸田市版プラスチック・スマートアクション(2ページ目)戸田市版プラスチック・スマートアクション(3ページ目)戸田市版プラスチック・スマートアクション(4ページ目)

きれいな海や川や未来のために、今、私たちに何ができるのか。ここでは、日々の暮らしや活動の中で実践していただけるような、市民の皆さんができること、事業者の皆さんができること、市がやることをそれぞれ掲げていますので、できることから実践してみましょう。きっと、環境にやさしいだけでなく、ごみ出しが楽になったり、経費の節約になったりと、ご自身にとっても、企業にとっても、やさしいライフスタイルにつながっていきます。

(注釈)直径 5ミリメートル以下のプラスチック粒子または、プラスチック断片と定義されています。海に流出したプラスチックは、波や紫外線の影響で細かくなり、海洋生物に取り込まれる悪影響が生じています。

今、それぞれにできるアクション(行動)

市民の皆さんができること

  • 海洋プラスチック問題やプラごみ削減への関心をもつ。
  • マイボトルを持ち歩き、ペットボトルの使用量を減らす。
  • マイバッグを持ち歩き、レジ袋や包装用プラスチックの使用量を減らす。
  • マイ傘袋を持ち歩き、雨の日の傘用ビニール袋の使用量を減らす。
  • 商品は、包装が簡易なものを選ぶ。
  • 洗剤などは詰め替え用を活用し、プラスチックの容器ボトルを繰り返し長く使う。
  • 食べ物を買ったとき、使い捨てのプラスチックスプーンやフォークをもらわない。
  • プラスチック食器を使い捨てにしないで、洗って繰り返し使う。
  • ペットボトルごみやプラマーク容器包装ごみの分別排出(軽く洗って「もやさないごみの日」に出す)を徹底して、できるだけリサイクルする。
  • ごみを落としたらすぐに拾う。(特にプラごみは軽いため、河川まで飛散しやすいです)

事業者の皆さんができること

  • 海洋プラスチック問題やプラごみ削減への関心をもつ。
  • お客様に提供する使い捨ての食器類をプラスチック素材から変更できないか検討する。
  • マイボトルやマイバッグを持ったお客様にメリットがある事業手法を検討する。
  • 製品製造やサービス提供にあたり、使用するプラスチックの省資源化に取り組む。
  • 製品製造やサービス提供にあたり、使用するプラスチックを、再生可能な素材に置き換えできないか検討する。
  • 自社のプラスチック削減に向けた取り組みを積極的に発信する。
  • 事業系ごみを減らし(特にプラスチック素材)、ごみ処理にかかる経費も節減する。

市がやること

  • 海洋プラスチック問題やプラごみ削減への関心をもつ。
  • 主催イベントや啓発キャンペーンでの使い捨てプラスチックの提供機会を削減する。
  • 会議(市民が参加するものも含む)でのマイボトル持ち込みを励行する。
  • 公共施設への給水スポットを順次設置し、マイボトルの普及を図る。
  • プラごみをテーマにした啓発キャンペーンを実施する。
  • 市民や事業者の皆さんの清掃活動を支援する。
  • ペットボトルごみやプラマーク容器包装ごみの分別方法を、市民の皆さんへわかりやすく情報提供する。
  • 製品プラスチック(現在はもやすごみで出す)の回収方法やリサイクルを研究する

プラスチックスマートな未来へ、市民の皆さんからの提案

「プラごみ削減アイデアコンテスト」を令和5年秋に実施しました。夢のある提案、実現可能な提案、すでにある取組を強化する提案をお寄せいただきましたので、概要をご紹介します。日々の暮らしや事業活動の中でのちょっとした気づきを、実際に行動に移して、プラスチックスマートな未来につなげていきましょう。

市内在住 N・Mさんからの提案(温故知新賞を受賞)

食品用ラップ(プラスチック原料)を減らすために、蓋つきの容器を使うとよいと思います。繰り返し使えるシリコン製のふたやシリコンラップを使ったり、昔はよく使った、布にミツロウを染み込ませた「ミツロウラップ」を活用するとよいと思います。

市内在住 T・Yさんからの提案(令和実現賞を受賞)

短時間ですぐに捨てられてしまう傘袋(ビニール製)の使用量を減らすために、マイ傘袋を持ち歩くとよいと思います。また、傘立てをもっと増やして、傘立てを使う時には、取り違えを防ぐアンブレラマーカーを付けると、傘を長く大切に使えると思います。

戸田南小学校の児童グループからの提案(環境未来賞を受賞)

夢の技術ですが、ごみを回収しつつ登下校も見守る「ごみ拾い見守りロボット」とか、太陽の力で動く「川ゴミ回収装置」があれば、海洋がきれいになると思います。提案にあたっては、実際に道路や河川の様子をよく調べてみました。

戸田第一小学校の児童グループからのご提案(令和実現賞を受賞)

家庭にある牛乳とレモン汁からつくる「生分解性プラスチック」を使うことを提案します。「eco ball」と名付けました。例えば、これに花の種などを入れるとよいと思います。実際に自分たちで作成し、分解する様子も観察するなどよく調べてみました。

市内在住 H・Sさんからの提案(温故知新賞を受賞)

プラスチックスマートの取り組みにがんばっている人を紹介したりほめたりする「プラごみ減らし隊」をつくってはどうでしょうか。また、公共施設にリサイクルボックスを設置して、いつでもプラごみを捨てられるようにすると、まちなかのプラごみが減ると思います。

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